TOPIC
技術力があるのに伝わらない美容室サイトで起きていること
Clipsの設計で整えたこと
「すごい」は伝わっているのに、「選ぼう」にならない
美容室の中には、明確な強みを持っているお店があります。
コンテスト受賞歴がある。顔タイプ診断ができる資格を持つスタイリストがいる。技術力に自信がある。
これらをサイトに載せると、見た人は「すごいお店なんだな」と思います。でも、「じゃあここに予約しよう」にならないことがあります。
なぜか、
「すごい」という印象と、「自分に合う」という判断は別だからです。
受賞歴は技術の証明になります。でもそれだけでは、「自分がこのお店に行ったらどうなるか」が見えません。顔タイプ診断ができることは強みです。でも「それが自分にとって何の意味があるか」が伝わらないと、比較の判断材料になりません。
Clipsの整理は、この問題から始まりました。
強みが「点」で並んでいると弱くなる
整える前のClipsのサイトには、強みに関する情報がありました。受賞歴、診断メニュー、スタイル写真、スタッフ情報。それぞれの情報は正しく質も高い。
しかし、それらの情報が「点」として並んでいました。
受賞歴はある。でもそれが他の情報とつながっていない。診断メニューはある。でもそれが予約導線とつながっていない。スタイル写真はある。でもそれが技術力の説明とつながっていない。
点が並んでいる状態では、見た人がそれぞれの情報を自分で解釈しなければいけません。「受賞歴があるということは技術が高いということか」「顔タイプ診断ができるということは似合う提案をしてもらえるということか」。
この解釈の作業が、見ている人に負担をかけます。
負担がかかると「まあいいか」になります。
結果、他のお店に流れます。
整えたのは、これらの点を「軸」としてつなぐことでした。
「任せられる理由」として一本の軸を作る
Clipsで作った軸はこうです。
「技術力に裏付けられた、自分に似合う提案ができる美容室」
この軸が先にあると、それぞれの情報が意味を持ち始めます。
受賞歴は「技術力の裏付け」として読まれます。診断メニューは「似合う提案の手段」として理解されます。カウンセリングの丁寧さは「自分に合うスタイルに近づくプロセス」として伝わります。
点が軸でつながると、見た人は「なるほど、だからここに頼むといいんだ」という理解に至ります。この理解が「任せられそう」という感覚になります。
「顔タイプ診断」は、メニューではなく価値として見せる
Clipsで特に重要だった整理のひとつが、顔タイプ診断の見せ方です。
整える前は「日本顔タイプ診断スタイリスト在籍」という情報が、資格・実績として載っていました。
情報としては正しい。でも見た人には「だから何?」になりやすい。
顔タイプ診断という言葉を知らない人には、それが何を意味するかが分かりません。
知っている人でも「そのスタイリストに自分の顔を診てもらうとどうなるか」が見えないと予約の後押しにはなりません。
整えたのは「顔タイプ診断で何ができるか」ではなく、「顔タイプ診断があることで、お客さんにどんなことが起きるか」を先に見せることです。
「自分の顔の骨格やパーツに合ったスタイルを提案してもらえる」「なんとなく似合わないと感じていた原因が分かる」という文脈で伝わると「それは自分に関係がある」と感じてもらえます。
自分ごとになると予約の理由になります。
複数の目的が混在するサイトをどう整理するか
Clipsのもう一つの課題は、来店したい人と採用情報を見たい人の両方がサイトに来るということでした。
これは規模が大きくなってきた美容室に起きやすい問題です。採用情報も載せたいし、お客様向けの情報も充実させたい。
でも両方を一つのサイトに詰め込むと、どちらの人も「自分が必要な情報がどこにあるか」が分かりにくくなります。
整えたのは、本サイトと採用サイトの役割を明確に分けることです。お客様は本サイトで来店判断をする。働きたい人は採用サイトで職場の情報を確認する。それぞれが迷わず必要なページに進める状態を作りました。
導線が分かれることで、どちらの目的の人にとっても「自分向けの情報だ」という感覚で読めるようになります。
結果として起きた変化
Clipsでは、整えた後に地域での信頼獲得に成功し、初めて来店するお客様からも信頼を得られる状態になっています。
「初見のお客様からも信頼を勝ち取れている」という変化が重要です。これは、サイトを見た段階で「ここなら任せられる」という判断が完結しているということです。来店前に信頼が作られていると、来店後の満足度にもつながります。
強みがあるのに選ばれないサイトに共通していること
技術力や実績がある美容室のサイトに共通して起きやすいのは、強みを「証明」として載せているけれど、「価値」として伝わっていないという状態です。
資格・受賞歴・実績は、証明です。でも見た人が知りたいのは「それが自分にとって何の意味があるか」という価値です。
証明から価値への翻訳。これが強みが伝わるサイトを作るときの核心です。
今のサイトに強みはあるけれど、選ばれにくいと感じる場合は、どこで止まっているかを一緒に確認できます。
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